ニチバン株式会社

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環境管理グループの誕生がきっかけ

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ニチバン株式会社

これだけはお話したいということがありますか。

「セロテープ®」のところで生分解の話がありましたが、植物由来の材料を使っているというところを、多くの方に知ってもらいたいです。CO2の排出などについても、カーボンフットプリントを含めて今後は“見える化”していく必要が出てくると思います。

「ecoのり®」関連の製品は、今後さらに増やすことを検討しています。段ボールを梱包するテープや事務で使われる封筒のテープ、ラベルなどのラインナップを増やし、認知度を高めていきたいと思います。

「環境・社会報告書」などにも掲載されていますが、野菜を束ねるための「たばねら®テープ」があります。スーパーなどで販売されている野菜は包装フィルムに入れられていることが多いのですが、「たばねら®テープ」で束ねることで、包材を減らすことや廃棄時のゴミの発生を抑えることにつながり、環境に貢献することが可能です。昔からある製品も、環境を意識していることをしっかりアピールしていきたいと思います。

「たばねら®テープ」で使っている粘着剤は、野菜にはつかないで、テープの糊だけが互いに貼りつくように工夫がされており(※自着性)、食品衛生法の基準に合格したものを使っているので安心です。

たばねら®テープ

「たばねら®テープ」は、ニラやアスパラガス、ほうれん草などを束ねるのに広く利用していただいています。最近では、コンビニのお弁当のケースにソースを貼りつけるために用いることも多いようです。

環境の取り組みにおける、今後の方針についてお聞かせください。

環境の取り組みに関する方針については、今後大きく変えることはないと思います。弊社はメーカーなので、お客様に満足していただける製品を作り、それを十分に使っていただくことが最終的に目指すところだと思います。製品を作る際、地球に優しい方法については常に考えなければなりませんが、いわゆる環境技術については今後も重視し、さらに発展させていきたいと思います。

紀村様 小野様
貴重なお時間のなか、取材にご協力いただきありがとうございました。「セロテープ®」は、とてもエコな商品であることには驚きました。


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