キリンビール株式会社

メーカー

キリンビールの環境の取り組み‐4つのテーマ

33_kirin_grph_01

キリンビール株式会社

水の恵みを守る活動についてお聞かせください。

当社の水への取り組みは「使う水を減らす」と「水をきれいにして返す」、そして「水を守る」に分けることができます。

製造時に使用する大量の水を減らすということはもちろん、先述したように、洗浄に利用した水をきれいにして河川に戻すことを昔から実践していました。

水をきれいにするという点においては、排水浄化処理の過程で発生するメタンガスをエネルギーとして利用し、CO2を削減する取り組みも行っています。

水を守るという取り組みをスタートしたのは、1999年からです。工場の水源地の森林保全活動を進めていったのは、おいしいビールを作るためには、豊かで良質な水資源が必要で、50年~100年先もおいしいビールを作るために、まずできるところから始めていこうという方針になったことが理由です。

基本的には、工場で取水している水系の上流で森林保全活動を行います。しかしながら、当社がその水源地を占有しているわけではなく、地域の方々にとっても貴重な水源なので、専門家の指導や管理者の協力をいただきながら、地域の方々にも保全活動に参加していただいております。

活動初期には植樹などを行っていたのですが、植樹ができる場所はそれほど多いわけではなく、むしろその後の手入れが豊かな森林には重要です。専門家の指導により、夏の暑い時期に下草刈りなどを行うようになりました。木がまだ成長していない場合には草のほうが大きくなり、影になってしまうので、草を刈らないと木が育たないわけです。

対象の場所は全国で17ヶ所ほど、広さとしては1,000ha超という規模になります。各場所では毎年1回は、水の恵みを守る活動を行っています。1999年にスタートして現在まで続いているのですが、計30,000人ほどの方々が参加しています。ほかの企業の取り組みと比較しても、参加人数の割合はかなり高いのではないかと思います。

水の恵みを守る活動は、参加した方々には好評なのでしょうか。

そうですね。日常とは少し離れた体験を通じて自然や環境への意識を高める効果があり、家族で参加していただいている方も多く、家に帰ってから活動の話題で盛り上がるなど、かなり好評のようですね。

当社の工場の従業員も、業務を行う上で環境に配慮するきっかけになっているのではないかと考えています。


関連記事一覧

タグ