キリンビール株式会社

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キリンビールの環境の取り組み‐4つのテーマ

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キリンビール株式会社

貴社はエコ・ファースト企業認定第1号となっているようですが、そちらについてお聞かせください。

正確には、“製造業”における認定第1号となります。環境省の制度であるエコ・ファーストについては、2008年4月の制度認定開始以降、国内の製造業としては初の認定を2008年6月にいただきました。

当社のエコ・ファーストの内容ですが、次の4つを「エコ・ファーストの約束」として宣言しています。

容器包装の3R(発生抑制、再使用、再生利用)を適正かつ積極的に推進します。
再資源化の取り組みを積極的に推進します。
地球温暖化の防止に向けた取り組みを積極的に推進します。
全国の工場の水源地を守る取り組みを積極的に推進します。

この4つの約束のなかに、環境への取り組みを始めたきっかけのところでお話しした、当社の企業の特徴である「容器包装」「廃棄物」「水」「CO2排出削減」が含まれています。

エコ・ファースト企業認定第1号として、社内・社外の反応はどのようなものでしたか。

業界で先駆けて積極的に環境問題に取り組んだという点で、高い評価をいただいたようですね。ビール業界としてはもちろん、製造業としてもエコ・ファースト企業認定第1号となったことは、とても光栄だと思います。

「エコ・ファーストの約束」のなかに、“再資源化の取り組みを積極的に推進する”とありますね。それと関連して、廃棄物削減への取り組みについてお聞かせください。

廃棄物で量が多いのは、ビールを製造したあとに排出される、原料である農産物の形が変わった仕込み粕などです。そのような廃棄物は、牛の飼料などとして使っていただくことが可能で、当社では副産物としています。

むしろそれぞれの量は多くはなくても、プラスチック類や乾電池、蛍光灯など、多種多様な廃棄物については、再資源化をしていただけるパートナーを見つける必要がありました。再資源化できるパートナーに合わせて素材を分別することができれば、再資源化率を高めることにつながるわけです。

1994年に、当社の横浜工場が再資源化率100%を業界内でも最も早く達成しましたが、横浜工場では廃棄物を素材別に40品目~50品目ほどに区分していました。そのノウハウを他工場に展開して、1998年には全工場再資源化100%を達成したのです。

また、工場だけではなく、本社である原宿ビルのオフィスでも、20品目ほどに細かくゴミの分別を行い再資源化100%となっています。

横浜工場で再資源化100%を達成というお話がありました。でも、100%というのはかなり難しいことだと思いますが。

当社が定義する“100%達成”というのは、我々の手を離れて処理を委託した業者さんが、そのまま埋め立て場に運ばないことを意味し、何かしらの原料として再利用されています。部分的にはサーマルリサイクルという形で熱回収しているものも含まれます。

70年代からの取り組みが90年代になって達成しているので、パートナーを探し分別するということに着実に取り組んできた結果といえると思います。


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