株式会社バンダイナムコエンターテインメント

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バンダイナムコならではのIPを活用したCSRの取組みとは?全ての取組みは、「夢・遊び・感動」に通ず。

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株式会社バンダイナムコエンターテインメント

大量の電気・材料を使うからこそ、高い環境意識を持って取組む
:: バンダイナムコエンターテインメントのCSR・環境活動

お客様や社会に向けてのCSR活動についても教えてください。

平氏:バンダイナムコグループのキャラ研(株式会社キャラ研。中長期的な視点によるキャラクター育成強化を目的に、2005年に設立)が展開する人気絵本「くまのがっこう」のキャラクター「ジャッキー」をイメージキャラクターに据え、活動を行っています。「くまのがっこう」は、女の子くまジャッキーと11匹のおにいちゃんくまが繰り広げる日常を描いた物語です。“何気ない一日の幸せ”を大切にする想いが、私たちのCSR活動と重なり、ジャッキーをイメージキャラクターとして、CSRコンセプト「Fun For the Future! 楽しみながら、楽しい未来へ。」を広くアピールしています(図6参照)。

図6:CSRコンセプト
図6:CSRコンセプト

グループとして東日本大震災の被災地支援を行っているとのことですが、どのような支援をされているのですか?

平氏:公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと提携し、福島、宮城、岩手の被災三県を中心に活動させていただいています。

担当者がセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの方と話した際、被災地において「衣・食・住」の部分は各メーカーの支援などで確保できていても、子ども達が遊べるツールがないとうかがいました。そこで私達はプラモデルやおもちゃなど、子どもが笑顔で夢中になれるもの通して、子どもたちと一緒に楽しめるワークショップ活動を行っています。2015年度には、プラモデル教室や工作教室などを企画し、約200名の子ども達が参加してくれました。(図7参照)。

図7:ジャッキーのハロウィンリース作り教室開催風景
図7:ジャッキーのハロウィンリース作り教室開催風景

被災地以外でのグループの活動についても、教えてください。

平氏:子ども達が環境に関して理解を深められる取り組みを行っています。公益財団法人日本環境協会が運営する「こどもエコクラブ」とパートナー契約を結び、子どもの活動支援や、自然体験へのグループ社員の参加などを行っています。2015年には、茨城の逆川・桜川に産み落とされる鮭の卵を保護する活動や田植え体験を通じて、グループ社員とその家族に自然に触れてもらいました。社員向けの活動は年二回のペースで開催しています。

最後になりますが、今後のCSR活動に関しての方向性などをお聞かせください。

平氏:ゲームは“電気を大量に使う環境に悪い物”というイメージが強く、おもちゃも多くの廃棄物を生み出すというイメージがあり、環境面での印象は良くないと思います。しかし、電気や材料の消費が膨大な企業だからこそ、私達は環境や安全性を人一倍意識していかなければいけないと考えています。アミューズメント製品が楽しく面白いのは大前提で、その上で環境に対してやさしく、人にとっても安全・安心な物作りをしていくことが、バンダイナムコエンターテインメントの基本的な方針です。その方針は今後も変わらずに、エンターテインメントにおけるCSRの取組みを進めていきます。

平様、ご自身の長年の環境へのお取組みも含め、真摯にお話いただきどうもありがとうございました。お話をうかがうにつけ、組織として環境に取組むための大変さを痛感し、それと共に熱意も伝わってまいりました。
将来を担う子ども達にとって、ゲームやおもちゃ等貴グループの商品こそ身近なものであると思います。貴社の環境への取組みが、子ども達に自然と伝わっていくことを考えると、エンターテインメント業界における環境の取組みの重要性を改めて強く感じました。

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