日本電気株式会社(NEC)

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「NEC環境経営」による持続可能な社会の実現-“IT、で、エコ”

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日本電気株式会社(NEC)

「リフレッシュPC」は、海外の植林活動に貢献しているとのことですが。

NECの植林事業は、植林だけではなく環境経営と絡めて様々な取り組みを行っています。そのひとつが、先述した「リフレッシュPC」なのです。当社製のPCの買い取り1台につき、1本の植樹(※ユーカリまたはアカシア)を行います。

これは「NECリフレッシュPC植林プロジェクト」と呼ばれており、植林場所はオーストラリアの南オーストラリア州カンガルー島にある「NECの森(NEC Forest)」です。

PCを売る人のなかには環境問題を考えている人もいれば、そうではない人も当然ですがいます。「リフレッシュPC」により、保有している当社製のPCを売却していただき、それに合わせてNECの環境に関する取り組みについてご賛同いただける場合、1本の植樹させていただいています。

「リフレッシュPC」を別のお客様に利用していただくことにより、新しくPCを製造する場合と比較してCO2排出量を削減することにつながります。1台分の「リフレッシュPC」におけるCO2の削減効果は、製造段階がないため約100kg(※)と計算することができます。植樹した1本が20年間成長したとすれば、「リフレッシュPC」1台のCO2の削減効果は約500kgにもなるわけです。

※「リフレッシュPC」のCO2削減効果:製造段階がないことによるCO2の削減効果をノート型(約126 kg/台)、デスクトップ型(約76 kg/台)と換算し、「リフレッシュPC」の 1台分を約100kgとして計算。

現状では、どれくらい植林が進んでいるのですが。

2008年8月~2009年7月末までの期間で、NECへ使用済みPCを売却していただき、さらに植林活動に同意いただいた数は34,269台にもなり、2009年に植えられたユーカリの木は34,269本となっています。植林時期は8月なのですが、毎年25,000本~30,000本ほど植林が行われている状況です。

「NECの植林事業」は、いつごろから始まったのですか。また、なぜ植林場所がオーストラリアなのですか。

地球温暖化対策として、2002年に本プロジェクトをスタートしました。

プロジェクトの立ち上げ当初、植林活動を継続的に、長く行うことのできる場所がないかと模索していたのです。日本国内や中国なども検討していたのですが、植林の規模や現地の治安、植林地の購入費、木の安定した成長等々の条件を満たす最適な場所がオーストラリアだったというわけです。

NECの植林事業のなかのリフレッシュPC植林の様子

「NECの植林事業」は今後も継続されるのですか。

その予定です。ただし、オーストラリアという土地は気候条件の面で木の成長に適しているものの、干ばつの時期には非常に雨が少ないこともあり、今後は植林場所が変わる可能性もあります。

「NECの植林事業」はリフレッシュPC以外にも、様々な事業と連携しているようですね。

植林プロジェクトは、2002年からWebサイトの「エコトノハ(ecotonoha)」とも連携しています。この名称は、ecologyの「eco」と「言の葉(コトノハ)」から成る造語です。

「エコトノハ」では、訪問したユーザがサイト内の樹の枝に環境に関するメッセージを記載すると、メッセージを枝葉にして樹が成長していきます。参加者が増えると葉が多くなり、100枚の葉で1本の大きな言葉の樹に生長するわけですが、メッセージ100件につき1本植林が行われます。

実際に現地に行って植林をする機会はないと思いますので、Web上でこのような形で植林する参加型の「エコトノハ」は、ユニークな取り組みではないかと思います。なお、携帯電話からでも書き込むことが可能ですが、メッセージの確認はPCからのみとなっています。

「BIGLOBE(ビッグローブ)ツールバー for エコ」という取り組みもあります。これは、BIGLOBEのツールバーから検索を行うと、1クリックしたときの消費電力を換算し、100万回検索が行われると1本植林がなされるというものです。カーボンオフセットの考え方を取り入れたものであり、2007年11月から実施されています。

また、従業員を対象に「オーストラリア植林ツアー」というものも実施しています。このツアーでは、先述した「NECの森」で実際に植林を体験します。

オーストラリアへは飛行機で移動するのですが、それに伴うCO2排出量についても、植林活動によってオフセットできる仕組みになっています。これについては、当社社員の意識啓発に活用されています。


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