日本コカ・コーラ株式会社

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グループのプラットフォーム 「eKO(イー・ケー・オー)システム」

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日本コカ・コーラ株式会社

次世代、子供たちといったキーワードが何度も出てきますが、「森に学ぼう」以外で行っている次世代育成の取り組みにはどのようなものがありますか。

コカ・コーラの次世代育成としてとりわけ力を入れているのが、環境・スポーツ・文化教育という3つの領域です。とりわけ「環境」について考える機会を提供することが重要との判断から、例えばスポーツや文化教育領域に関する活動においても環境要素を盛り込むようにしています。

その代表的な例のひとつとして挙げられるのが、昨年新たに立ち上げた「コカ・コーラ 未来への夢はじめよう。」プロジェクトです。これは、スポーツと環境を組み合わせ企画したプログラムで、昨年度は水泳の北島康介選手や陸上の為末大選手などコカ・コーラと関係のある現役のトップアスリートの方に、全国各地の小学校を訪問していただきました。そこでの特別出張授業においては、世界を舞台に活躍するアスリートならではの視点で地球環境を保全することの大切さを子供たちに訴えてもらいました。

北島選手の「未来への夢はじめよう。」プロジェクトでの様子北島選手による出張授業「フロッグタウンミーティング2007」では、訪問先を公募にして、都市の規模に関係なく、「将来の夢」や「地球の未来」について熱心に学ぶ意欲の強い小学校を選びました。そのため訪問先の学校ならびに地域とは非常に良好な関係を構築することができ、地域に根ざしたビジネスを行う企業としても、本当に意味のあるプロジェクトとなりました。

北島選手の「未来への夢はじめよう。」プロジェクトでの様子1
北島選手の「未来への夢はじめよう。」プロジェクトでの様子2
北島選手の「未来への夢はじめよう。」プロジェクトでの様子3

ほかに、コカ・コーラならではの次世代育成と思わせるプロジェクトはありますか?

「レッツエンジョイ英語で環境」プロジェクトというユニークな取り組みがあります。コカ・コーラが長年にわたり協賛している「高円宮杯全日本中学校英語弁論大会」の出場者のOBを中心に組織された「JNSA Fund(Japan National Student Association Fund=日本学生協会基金)」という大学生の団体と協働して、子供たちに英語を使って環境を学んでもらう機会を提供する活動です。

2007年は多摩工場(東京都)、えびの工場(宮崎県)、2008年の京都工場とコカ・コーラの工場施設を利用して、大学生が企画した英語の寸劇やクイズを通じて地球環境について楽しく学んでもらいました。実際に参加した方からも「英語の勉強をさせるのにいい機会でした」と好評で、今年も継続して実施しています。

「Mother Lake 琵琶湖」とは、どのような活動ですか。

「インスパイア!南極遠征」の話がありましたが、この「Mother Lake 琵琶湖」はそれを進化・発展させた活動として2007年にスタートしたものです。南極遠征についてはどうしても派遣できる人数に限りが出てしまう。そこで、南極遠征の精神を踏襲しつつ、より多くの社員の方に環境について考える機会を提供したいとの思いから企画いたしました。

1年目に当たる昨年は、日本コカ・コーラの社員および地元のボトラー社の社員とその家族も参加し、総勢180名で、約半日かけて琵琶湖の湖岸周辺の清掃活動を行いました。

この「Mother Lake 琵琶湖」の企画は、コカ・コーラのアトランタ本社が20年以上も前から活動を支援している、ICC(International Coastal Cleanup=国際海岸清掃活動)という全世界で行っている海岸の清掃活動の一環としても位置づけており、清掃活動により回収したゴミは、世界的に統一された基準に則って細かく分別し回収しました。

今後は、社員参加型のプログラムの目玉として、琵琶湖周辺だけではなく全国他の地域での展開を検討したいと思います。


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