株式会社バンダイ

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子供たちに読んで欲しい-「バンダイ環境BOOK」

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株式会社バンダイ

「eco検定」に合格している社員の方が増えているとお聞きしましたが。

「株式会社バンダイ」の1,100名ほどの社員のうち、約40名の「eco検定」合格者がいます。

これだけの「エコピープル」が誕生したことによって、各部署のセクションで実施してもらえるエコ活動がスムーズに進むようになりましたね。ちなみに、2008年の「eco検定」の受験要項に企業の声として弊社が紹介されています。

「eco検定」に合格すると、会社からは奨励金という形で受験費用が出ます。また昨年は、専門の有識者を招き、半日ほどかけて受験のための知識を養う「eco検定対策セミナー」を行いました。もちろん、カリキュラムでは「eco検定」公式テキストを用いています。

小学校などで、環境への取り組みなどについて講義することはないのですか。

検討したことはあるのですが、今のところ現実化していません。

講義というほどのものではありませんが、月2日ほど、学校団体からの企業見学のお申し出を承っております。そのなかでも昨年では1校、環境について特に知りたいという学校がありバンダイの環境への取り組みについてご紹介しました。企業の環境への取り組みを、生徒たちが学校でレポートや壁新聞にまとめたりするようですね。

今は、社員に向けてのコミュニケーションに注力している段階です。弊社では2ヶ月に一度、社内報が全社員に配られています。それほどページ数が多いものではないのですが、そのうち1ページを使って環境活動を紹介しています。社風を鑑みて、「私たちみんなが“ヒーロー&ヒロイン”となって地球を守ろう」というコンセプトで、地球環境の現状や、「チーム・マイナス6%」の運動を啓発したり、部門ごとの環境問題への取り組みについての情報を掲載したりしています。活動の中心となっている社員に登場していただくこともあります。

また、月に1回全社員向けにメールマガジンも発行しています。日常生活につながる環境に関するニュースや情報、他社の環境への取り組みの紹介、エコプロダクツ展のような環境にかかわるイベントなどの情報発信を行っています。例えば「不都合な真実」の社内上映会の告知もメルマガで実施し、200名ほどの社員が見に来てくれました。

「マイカップチャレンジ」という運動があるそうですが。

弊社ビルの14階に会議スペースをかねたカフェスペースがあるのですが、そこは「西洋フードシステムズ(西洋フード・コンパスグループ株式会社)」様が運営しており、多大なるご協力をいただいております。そのカフェで、マイカップを持参して飲み物を購入すると、1杯につき1個の「エコスタンプ」を押してもらえるのですが、カード1枚分(15個)のスタンプが貯まると好きなドリンクを1杯無料でサービスしてもらえるのです。

この運動を始めてから1年程経っているのですが、17枚ものカードをスタンプで埋めた社員もいました。これによって、かなりの紙コップゴミの削減につながっています。

また、社員食堂ではゴミのなかでも割り箸の排出量が一番多いこともあり、まずは割り箸を止めることを始めました。洗って何回も使えるようにしたいということもあって、現在は竹箸を導入しています。常設されている箸がプラスチック製であり、麺類を食べる方のために割り箸が置いてあったのですが、普通の定食を食べる人の多くも割り箸を使っていたという問題があったのです。

竹は成長が早く、定期的に切っておかないと森林を埋め尽くしてしまう恐れがあるという意味で、環境へ配慮もしています。


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