イケア・ジャパン株式会社

サービス・その他

環境への取り組みはごく自然なこと-「IWAY」

34_ikea_grph_02

環境への取り組みに関する今後の方針についてお聞かせください。

イケアでは環境に関する取り組みについて、社内的には期限を設定した目標を立てています。しかも、その目標はグローバルの全ユニットに共有されています。

当社では「終わりなき取り組み(The Never Ending job)」があると先述しましたが、取り組むべき内容をリスト(※The Never Ending list)の形でまとめています。これは当社のWebサイト内で公開しており、リスト「改善#01」などという形で記載され、随時追加をしていきます。改善のためのプロジェクトを短期間で終わらせるのではなく、今後もずっと続けていくという“覚悟”を表明しているのです。これが、当社における環境の取り組みの方針といえるでしょう。

記念すべきリスト「改善#01」が、先述した「フラットパック」についての取り組みです。2011年1月現在で、「改善#77」までに増えています。

間違いなくいえるのは、今後もそのリストを自分たちで追加していかなければならないということです。ただし、リストとして挙げられているものは絶対に実行すべきというわけではなく、まずは取り組めるものからスタートして、将来的に成果につなげていくことが大切です。

“終わりなき”といっても、大前提としてCO2を削減するというゴールは設けられているので、それについては各国のストアでできることを行い、実現していく必要があります。

ほかに、これだけは話しておきたいということはありますか。

そうですね。あえていうならば、これからも「終わりなき取り組み」のリストを増やし、イケアという企業としてできることを進めていきますが、最終的にはお客様がどう取り組むのかが重要になってきます。

どんなに環境に配慮した製品を出しても、お客様が違法に商品を捨ててしまうのでは意味がなく、結局のところ環境に配慮したことにはなりません。だからこそ、お互いに意識して環境へ配慮しなければ、この取り組みが成り立たないわけです。そのような点については、今後はもっと伝えていかなければならないと考えています。

お客様から「どうして製品をリサイクルしてマテリアル(素材)などに利用しないのか」と質問を、たくさんいただきます。当社としては、正直なところ、そこまで手が回らないというのが現状です。それを行う以上に、製品のサイクル全体で環境に配慮することが重要だと考えているのです。

まずは、イケアとお客様が一緒になって、環境への取り組みを実践できるようになることが目標ですね。

また、「IKEA Social Initiative」のところでお話ししましたが、発展途上国の子どもたちの生活環境はとても悪いといえます。日本では簡単に治る病気で死亡する、5歳未満の子どもたちも多いようです。人間としての健康な生活を送ることができるように、ワクチンなどの寄付についても進めていきたいですね。

現在、当社では発展途上国の教育問題に注目しています。豊かな人生を送るためには知識(※識字能力など)が必要であり、知識がなければ社会に出ることはできません。しかし、アフリカやインドなどでは意外にもお手洗いの設備がないという衛生面の理由から、学校に行かない子どもたちも多いそうです。

そこで、そのような衛生面の設備を含めて、子どもたちが安心・安全に学校に通うことができる環境に変えるために、UNICEFなどとプログラムの段階から協力しています。さらには母親も生活が十分にできなければ、児童労働の問題は絶えることはありません。

それらをなくすために、先述したようなマイクロクレジット(小額融資)や、ビジネスを立ち上げるための情報の提供、人間としての基本的な生活ができるために必要な情報の提供などを行っています。

ワクチンの寄付というお話でしたが、いわゆるエコキャップの取り組みなどを行っているのですか。

特に取り上げるほどの活動ではないのですが、ほとんどのストアでは従業員のボランティア精神に基づいてエコキャップ運動を行っています。実は、会社の側から強制的に勧めたことは一度もありません。これは、各ストアでできることに取り組もうと、自発的に起こったものなのです。

イケアでも、エコキャップ運動については「IKEA Social Initiative」のところで説明したように、利益のなかから投資を行っています。

秋葉様
貴重なお時間のなか、取材にご協力いただきありがとうございました。貴社のグローバル規模の「終わりなき取り組み」には、今後も注目です!


関連記事一覧

タグ