今回の「エコなニュース」は、マスコットキャラクター「ecoBoo(BooBo)」でおなじみの株式会社東京放送(TBS)ホールディングス様の取り組みをご紹介。
株式会社東京放送(TBS)ホールディングス様では、「TBSグリーンウィーク」や「赤坂打ち水大作戦」のほか、「森のラブレター」や「飛び出せ!科学くん」といった環境関連の番組の放送など、数多くの取り組みをなさっているようです。その詳細は、どのようなものなのでしょうか。
総務局 CSR推進部 松本様
早速ですが、よろしくお願いいたします。
環境への取り組みを始めたきっかけについてお聞かせください。
最初、私はTBSラジオ(株式会社TBSラジオ&コミュニケーションズ)に在籍していたのですが、ラジオのほうで環境プロジェクトというものがあり、プロジェクトのリーダーを担当しておりました。そのようなこともあって、2003年ころから「エコプロダクツ」や「アースデイ東京」、「100万人のキャンドルナイト」などのイベントに参加していました(ちなみに、ラジオの環境プロジェクト自体は2002年に立ち上がっていたのですが)。
2007年には米国元副大統領のアル・ゴア氏が来日して、「NEWS23」というテレビ番組に出演していただきました。それがきっかけとなり、全社的にも環境問題に関心を向けるべきという動きが出てきて、取り組みが始まりました。
「TBSグループ環境ビジョン」というものを策定なされていますが、その内容についてお聞かせください。
「TBSグループ環境ビジョン」は、美しい地球を次の世代へ残すために、メディア企業としての社会的責任を果たすべく策定された基本理念です。
この環境ビジョンのなかには「50年先も、世界が“夢”を持ち続けられるために」という内容が記載されています。50年というのは、地球の環境問題を考える場合には決して永い時間ではありません。メディアというのは、様々な人たちの気持ちを動かす要因やきっかけとなることも多く、そのような意味でも現在の地球環境が厳しい状況のなか、果たすべき役割があるのではないかということを考えてきました。この「50年先も、世界が“夢”を持ち続けられるために」には、常に50年先を見据えて、現在できることや、しなければならないことを考え、メディア企業としてできる地球環境の保全に取り組みますという意味が込められています。
また、サステナブル(サスティナブル)という意味でも、人間が生き続けていくことのお手伝いができるように、メディアとしてアクションを起こしていこうというのが、環境ビジョンに定められている内容です。
環境ビジョンでは、具体的なアクションについては記載されていません。メディアというのは社会に対して大きな影響力を持っているものの、こちらから何かを決めて行動を起こしてもらうよりは、様々な環境活動を行っている人たちや地球環境に関する情報を多くの方々にお伝えする、サブ的な役割を担っていると思うからです。
ただし、テレビやラジオによる影響力は大きく、多くの方々に視聴・聴取していただいていることもあり、メディアとして果たすべき役割・使命があるのではないかと考えています。そこで、美しい地球を残すために明確な活動目標を定めて行動することを、「TBSグループ環境ビジョン」として宣言したのです。
- 「50年先も、世界が“夢”を持ち続けられるために」-「TBSグループ環境ビジョン」
- ゴールデンウィークは「TBSグリーンウィーク」!!(2008年~2009年)
- ゴールデンウィークは「TBSグリーンウィーク」!!(2010年)
- 水をまくだけで気温が2℃下がる?-「赤坂打ち水大作戦」
- 環境関連の番組を通じて視聴者に伝えたいこと
- グリーン電力を積極的に利用-社内における取り組み
- 放送局として果たすべき使命