ジット株式会社

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ゴミとなる使用済みインクカートリッジがもったいない

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ジット株式会社

南アルプス市とは、自然環境保全活動においてパートナー協定を締結しているそうですが、そもそものきっかけは何だったのですか。

南アルプス市とのグリーンパートナー協定は、昨年(2012年)にスタートしました。本社は山梨県の南アルプス市が所在地なのですが、同市は合併によって誕生しており、日本初のカタカナ名の都市としても知られています。

その点で注目を浴びていることに加えて、アヤメの群生地として知られる櫛形山(くしがたやま)などがある自然豊かな場所という点が、きっかけのひとつに挙げられます。しかも、南アルプス市の職員と当社の社員が協力することによって同市の知名度も上がるし、自然の保護にもつながるというわけです。そのような理由から、南アルプス市長と当社の社長が合意して自然環境保全活動がスタートしたという経緯があります。

今年(2013年)の5月にも、南アルプス市長と職員、当社の社員が櫛形山に登るというイベントを開催したのですが、新聞などのメディアで取り上げられました。実は、このような自然保護活動をスタートしたのは今年からなのですが、すでに4回ほど実施しています。

具体的には、南アルプス市長をお招きして本社で基調講演をしていただく、前述のように市長とともに櫛形山に登るといったことを行っています。7月には、櫛形山の池の茶屋登山道を登り、野外セミナーを実施しました。

南アルプス市長は将来的なビジョンを明確に持った方で、日本中から同市に観光に来てもらいたいと切に願っており、「当社とはビジネスだけでなく行政という点でも協力していきたい」ということをおっしゃっていました。

また、当社社長は「南アルプス市から本社を移転する気はない」と述べていることもあり、今後もこの取り組みは続けていく予定です。

工場周辺では清掃活動を行っているそうですね。そのきっかけは何だったのですか。

毎週土曜日に、本社の工場周辺では清掃活動を実施しています。そもそもは、当社は環境ビジネスを行っていることもあり、ゴミをなくしてきれいにしたいという社長の“念い(おもい)”からスタートした活動です。

なお、社内は完全に禁煙とする、あいさつはしっかりするというように、基本的なマナーを大事にしていますので、インクカートリッジのリサイクルを行っている企業が環境に悪いのはあり得ないと考えたようです。特に、当社では「人」と「環境」を育てるということを重視しているのですが、それを実現するためにはまずはしっかりと掃除をする必要があると考えたのが、きっかけのひとつと言えるでしょう。

また、「掃除に学ぶ会」というものが全国で実施されていました。その会は、加入すれば掃除によって気付きを得られるということで、仕事における危機管理能力などが高くなるといったメリットがあるようです。

そのような理由もあって、本社内にはゴミはひとつも落ちていません。もしゴミを見つけた場合でも、もちろんすぐ拾って捨てます。来客時にオフィスが汚いと、会社自体もそのようなイメージを持たれてしまう恐れがあります。東京支社のオフィスでも、掃除を毎朝欠かさず行っていますね。


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