ジット株式会社

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ゴミとなる使用済みインクカートリッジがもったいない

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ジット株式会社

今回の「エコなニュース」は、リサイクルインクカートリッジの製造・販売を行うジット株式会社様の取り組みをご紹介。

ジット株式会社様では、南アルプス市とのグリーンパートナー協定の締結など、数多くの取り組みをなさっているそうです。その詳細は、どのようなものなのでしょうか。

営業部 課長 石坂幸太郎様

早速ですが、よろしくお願いいたします。

環境に関する取り組みを始めたきっかけをお聞かせください。

1996年ごろに、お付き合いのお客様から使用済みのインクカートリッジがゴミになって困るし、そもそも捨てるのはもったいないというお話をされたことがきっかけです。

そのような話を当時の営業部長が聞き、「何とかリサイクルすることはできないか」というひと言が社長に伝わったのがきっかけで、インクカートリッジのリサイクルがスタートしました。

実は、設立当初は自動で爪にプリントすることのできるネイルアートマシンの開発・商品化を行っていました。その技術について特許を取得したのですが、後にニューヨークタイムズに載るほどまでになりました。

しかし、使用済みインクカートリッジの再利用事業で勝負をするという方針に変わり、1999年にジットリサイクルインクとして商品化を実現したというわけです。

きっかけは1996年ごろというお話でしたが、それ以前から社内的に環境への意識は高かったような気がしますね。

高かったですね。そもそも当社の事業方針として、“お客様の「あったらいいな」の声を商品化する”というものがあります。

基本的に純正のインクカートリッジは価格が高く、使用済みのものはゴミとなってしまいます。前述のお客様の話を受け、そのゴミとなってしまうものをリサイクルして、商品に生まれ変わらせることができないかという声が社内でも挙がりました。そのような経緯でスタートしたことが環境への取り組みにもつながり、社会的な流れにも合致したと言えるでしょう。


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