フェーン現象

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2011年08月02日


フェーン現象の概要

フェーン現象(Foehn Phenomena)とは、湿った空気を含む風が山を越えて温かく乾いた風となって吹き降ろし、局地的に気温の上昇や空気の乾燥を生じさせる現象のことをいう。

フェーン現象の内容

フェーン現象(Foehn Phenomena)とは、湿った空気を含む風が山を越えて温かく乾いた風となって吹き降ろし、局地的に気温の上昇や空気の乾燥を生じさせる現象のことをいう。

“フェーン”とは、ドイツ語でアルプス山中に吹く局地風(föhn)のことを意味する。日本では、4月~5月ごろに発生することが多いが、台風の影響により夏に発生することもある。日本海側で発生するものが知られている。

空気の塊が山腹を上昇する際に、雨や雪を降らせることで水蒸気を失って気温が下がる。そして、山頂から下降する際には逆に気温が上がるため、高温や乾燥した風となり吹き降りることとなる。

この場合、100m上昇するごとに約1℃、海抜1,000mを超えると空気の飽和により約0.5℃気温が下がる。前者のような温度の下がり方を乾燥断熱減率、後者のような湿った空気の温度の下がり方を湿潤断熱減率という。乾燥断熱減率と湿潤断熱減率が異なるのは、湿潤断熱過程で空気が飽和状態となると、水が凝結して潜熱が放出されるために温度が上昇し、その分減率が小さくなることが理由だ。逆に、100m下降するごとに約1℃気温が上昇する。

フェーン現象が起こると空気が乾燥し、強風が吹くことになる。そのため、山火事などの発生や急激な気温の上昇をもたらす恐れがある。1952年4月17日に鳥取県鳥取市で発生した火災のように、強風によって被害が拡大するケースもある。山形県山形市では、フェーン現象により1933年7月に40.8度という当時の国内最高気温を記録している。

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