カーボンフットプリント

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2009年04月30日


カーボンフットプリントの概要

カーボンフットプリントとは、原材料の調達から廃棄・リサイクルまでのライフサイクル全体を通じた温室効果ガスの排出量を二酸化炭素(CO2)に換算し、当該商品やサービスに分かりやすく表示させる仕組みをいう(※経済産業省による定義)。

カーボンフットプリントの内容

カーボンフットプリントとは、商品やサービスの原材料調達の段階から生産→流通・販売→使用・維持管理→廃棄・リサイクルまでのライフサイクル全体で発生する温室効果ガスの排出量を二酸化炭素(CO2)に換算し、当該商品やサービスに分かりやすく表示させる仕組みをいう。直訳すると「炭素の足跡」ということになる。

温室効果ガス」の排出量を、「二酸化炭素」に「換算」するというのがポイントだ。単位は「g-CO2換算」「kg-CO2換算」「t-CO2換算」となるが、表示では「g(グラム)」「kg(キログラム)」「t(トン)」を用いる。

分かりやすく表示させるとあるが、経済産業省が策定した基本ルールによれば、共通ラベルを用いて表示させることになる。ラベルの表示により、商品の購入による環境への影響を消費者に“見える化(可視化)”する取り組みだ。

ただし、カーボンフットプリントの実施には課題もある。例えば、運輸方法や移動距離によって二酸化炭素の排出量は変わってしまう。そのため、算出条件の設定を明確にする必要がある。二酸化炭素の排出量の算定方法などが企業によって異なるのでは、消費者に分かりやすく、正確な情報を提供することはできない。そこで、2009年3月に経済産業省では表示方法や算定方法など関する基本ルールを策定した。

ラベルは、商品本体または包装資材に貼るのが原則となっている。共通ラベルとして使用されるカーボンフットプリントの統一マークは、2008年11月に公募により決定されたものだ。

カーボンフットプリント・統一マーク

エコプロダクツ2008」においても、参加企業30社によるカーボンフットプリントを表示した試作品の展示がなされていた。

算定される温室効果ガスは、京都議定書の対象となっている次の6つである。

  • 二酸化炭素(CO2)
  • メタン(CH4)
  • 一酸化二窒素/亜酸化窒素(N2O)
  • ハイドロフルオロカーボン類(HFCs)
  • パーフルオロカーボン類(PFCs)
  • 六フッ化硫黄(SF6)

カーボンフットプリントは日本だけでなく、ヨーロッパを中心とした世界各国でガイドラインの策定やパイロットプロジェクトの実施、またはそれらの予定がなされている。

カーボンフットプリントの目的として、次のような点を挙げることができる。

消費者に商品の購入を通じて二酸化炭素の排出量に注意を向けてもらい、環境問題(地球温暖化)への意識を高めてもらう。二酸化炭素の排出量の低い商品の購買を選択や、消費者による二酸化炭素の排出の削減努力を促し、低炭素社会の実現が可能となる。

企業では二酸化炭素の排出量を表示することによって、環境問題への取り組みを消費者にアピールすることができる。低炭素商品が消費者に指示されることで、企業に環境負荷低減に向けた努力を促すというように、好循環が生まれることも期待されている。

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