アグロフォレストリー
アグロフォレストリーの概要
アグロフォレストリー(Agroforestry)とは、自然に近い状態で複数の作物を栽培することにより持続的な生産を実現し、森林を再生させる農法をいう。
アグロフォレストリーの内容
アグロフォレストリー(Agroforestry)とは、自然に近い状態で複数の作物を栽培することにより持続的な生産を実現し、森林を再生させる農法をいう。
農業を意味する「Agriculture」と林業を意味する「Forestry」を組み合わせた言葉で、「農林複合経営」や「森林農業」などとも呼ばれている。
ひとつの畑に多数の作物を植えることで絶えず生産を確保でき、農家は安定した収入を得ることができる。また、焼き畑により土地を移動することがないので森林破壊の抑制やCO2排出量の削減(吸収)に貢献し、生物多様性の保全にもつながるという点で“森をつくる農業”として注目されている。
アグロフォレストリーは東南アジア・中南米・アフリカなどの途上国を中心に行われているが、近年はブラジルのパラー州トメアスーが注目されている。トメアスーでアグロフォレストリーを発展させたのは、1929年(昭和4年)にブラジルに渡った日本人移民だといわれている。
当時の日本人移民は胡椒の単一栽培により成功していたが、1970年代になると水害や病害などに遭い、胡椒は壊滅的な被害を受けた。胡椒だけでは生活ができないということで、カカオとの混植を始めたのが、アグロフォレストリーの先駆けだといわれている。
その後、カカオだけではなく多様な有用高木樹種木や果樹との混植が行われるようになった。



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