株式会社カウネット

サービス・その他

環境への取り組みは設立当初から

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株式会社カウネット

2005年に優秀賞を受賞した「グリーン購入大賞」とはどのようなものなのですか。

「グリーン購入大賞」とは、企業や自治体などの団体に対して、自らがグリーン購入を行っている、あるいはお客様にグリーン購入に貢献していただくために情報を提供している場合に、そのような活動に対して表彰するものです。

「グリーン購入大賞」は、「グリーン購入ネットワーク(GPN)」様が主催しております。環境活動を熱心に行っている企業が、「グリーン購入大賞」に数多く応募されていたと聞いております。

カウネットでは会社設立時から環境活動への取り組みを行っていたので、「グリーン購入大賞」に応募してみようと考えていました。エコ情報マークの表示、カタログやダンボールのリサイクル、商品送付時の簡易包装、リサイクル可能なクラフトテープ、お客様への啓蒙など環境活動を広く行っている点など、評価していただいたのではないかと思います。

今後の環境への取り組みの方向性についてお聞かせください。

環境への取り組みというのは、明確なゴールの設定が難しい、あるいはそのようなゴール自体ないのかもしれません。社会の環境への意識も変化していますが、カーボンオフセットのようにそのような変化をいかに素早く察知し、カウネットとして取り組むかが重要になるでしょう。

取り組みの柱となるのは、環境に対応した商品といえるでしょう。そのようなエコ商品を増やしていき、プライベートブランドも環境に対応させていくことが、今後のメインになるといえます。

また、リサイクルサービスに関しても重点的に行っていきます。商品はお客様に届けるベクトルであり、リサイクルはそれとは反対のベクトルといえます。動脈・静脈ではありませんが、商品とリサイクルは表裏一体といえるでしょう。

商品の発送は基本的にダンボールで行っていますが、小さな商品やあまり傷むことがない商品であれば、レジ袋のような簡易包装でお送りしたり、ダンボールの大きさをコンパクトにして、折り目を設けたりすることで緩衝材を入れないようにしています。これにより、配送効率という面でもよくなるでしょう。このように小さなことの積み重ねではありますが、環境への配慮について工夫を続けているのです。

カタログに関しては、インターネットの普及もあって不要ではないかという声もあるようですが、カウネットではカタログというのは「営業マン」という認識です。インターネットは確かに便利ではありますが、商品の一覧性という点ではカタログのほうが上ではないでしょうか。また、カタログはなんとなく気軽にどこでも商品を探すことができます。感覚に訴えることができるのが、カタログの強みではないでしょうか。

カウネットのようなオフィス用品の通販では特に多いようですが、発注担当者の方が買いたいものがないか企業ごとにカタログを集めて、比較していたりするようです。その点でも、カタログのほうが便利だといえるでしょう。カタログを見ながら、インターネットで商品注文を行っているというケースも多いようです。

ただし、「カタログは(配送や資源の観点から)環境への負荷が高い」というご指摘の声もあって、カウネットではそのような声に答える形で回収やリサイクル、カーボンオフセットを行っているのです。カウネットでは、環境に少しでも貢献したいという思いが強いといえます。

カウネットで商品を購入するお客様は中小企業が多く、まだまだ環境問題に対する意識は高くないといえるかもしれません。カウネットのカタログを通じて、環境問題に意識を持ち、環境用語を知っていただければと思っています。環境活動の啓蒙でも貢献していきたいですね。

田邊様 菅沼様
貴重なお時間のなか、取材にご協力いただきありがとうございました。檜が香る結の森の木製名刺、自分で持ったまま交換したくないかも……。


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