三菱電機株式会社 :: 前編

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1970年代からすでに経営上重要な問題と認識

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三菱電機株式会社 :: 前編

「環境ビジョン2021」というものも策定されていますが、その内容についてお聞かせください。

当社の「環境ビジョン2021」は2007年に策定されました。

環境ビジョン2021

2021年は三菱電機の創立100周年に当たる“要”となる年です。その年を目指して、当社の環境経営における長期ビジョンを示したものが、この「環境ビジョン2021」です。そのため、先にお話した第7次環境計画の内容は、「環境ビジョン2021」を視野に入れたものとなっています。

「環境ビジョン2021」の内容は、どのようにして決められたのですか。

2007年にドイツでG8サミットが開催されましたが、政治のなかでも環境問題や地球温暖化というものが話題として取り上げられるようになりました。そのような社会的に注目されたという背景もあり、将来に向けて目標を定めるという気運が高まりました。

第1次安倍内閣は、地球温暖化対策として「美しい星50」という戦略を提案し、「世界全体の(CO2)排出量を現状に比して2050年までに半減する」という長期目標を打ち立てました。これを参考に、当社の製品使用時におけるCO2排出量や製品生産時におけるCO2排出総量を30%削減するという骨子の「環境ビジョン2021」が策定されたのです。

そうすると、「環境ビジョン2021」と「環境計画」はどのような関係になるのでしょうか。

数年のスパンで改訂する環境計画は基本的にボトムアップで進められるもので、過去の実績に上積みを繰り返して、継続的に削減・改善を進めていくことになります。

「環境計画」は、取り組みの進捗、内外の情勢などを考慮し、「環境ビジョン2021」を達成するためにどうすべきかという、バックキャスティングに基づいて策定しています。

何が正解だと明確には言えないので、目標を立てることはとても難しく、また、立てた目標を従業員に理解してもらうことも難しいのです。

現在は、2020年度の最終目標に向けて順調に取り組みが進んでおり、進展を重ねる度に、次に取り組むべきこともハードルが高くなり難しくなっていますが、全社を挙げて達成すべく、努力するつもりです。


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