クールビズがあればウォームビズだってあるさ
ウォームビズ(WARM BIZ)とは、寒い時期に暖房時の室温を20℃に設定する、厚着をすることにより、快適なビジネススタイルやライフスタイルを提案する環境省の取り組みだ。冬の地球温暖化対策のひとつで、要は夏のクールビズ(COOL BIZ)とは逆である。暖房に必要なエネルギーを減らすことにより、CO2の発生量を削減し、地球温暖化の防止に貢献する。
ウォームビズのキャラクターは、“あったか忍者「あった丸」”だ。現代の地球温暖化を救うために過去から来た忍者で、ウォームビズの極意を伝授してくれるのだとか。
「財団法人 省エネルギーセンター」の調査では、暖房を23℃以上に設定している企業が約半数であり、オフィスの温度を20℃に設定すれば、主要な暖房設備の消費エネルギーを2割ほど削減することが可能だという。
ウォームビズでは室温設定を「20℃」にすることを提唱しているが、それでは寒いので仕事ができないと思う人もいるのではないだろうか。だが、レイヤリング(重ね着)や吸湿発熱素材のアンダーウェアを着用するなど、ちょっとした工夫をすれば誰でも実践が可能だ。衣料品メーカーなどでは、ウォームビズ対応製品を投入しているので、それらを利用するのもいいだろう。
これから寒くなり、朝起きるのがつらくなる時期だ。しっかりと朝食を摂取することで、眠気でぼんやりしている頭にスイッチが入るのはもちろん、体が温まるのはご存じのとおり。特に、生姜やニンニクなどの香味野菜、大根や人参などの根菜は新陳代謝を高めて身体を温めるので積極的に食べておきたい。時間がないときには、栄養補給という意味でスープを飲むのもオススメ。ランチも同様に、身体を温めてくれる素材を積極的に摂取したい。
そもそも、室温設定が20℃であっても、必ずしも室温全体が20℃というわけではない。暖かい空気は上昇するし、人の密集状況などによっても差がある。そのため、扇風機などで空気を循環させることが必要だ。
ブラインドやカーテンを使いこなすことも工夫のひとつ。日中に取り入れた太陽熱を逃がさないため、夜間に閉めるだけでも保温効果を高めることになる。
湿度によって体感温度が変わることは、意外と知らない人も多いのではないだろうか。実は、湿度を15%上げれば、室温を1℃下げたとしても体感温度は変わらないのだとか。加湿器や観葉植物を置いて保湿をするなどの工夫が必要だ。
もちろん、ホットドリンクなどを飲むのも効果的。エコ山はコーヒー派だが、発酵食品でもある紅茶のほうが保温効果は高いのだとか。仕事の合間に、「ほっと(HOT)」ひと息入れたい。
デスクワークの冷え性の女性には(※もちろん男性にも)、ひざかけや毛足の長い座布団の活用が効果的。首や手足のストレッチも血行をよくし、新陳代謝を高める。
なお、ウォームビズだからといって、必ず室温を20℃に設定すべきというわけではない。最近は断熱性の高い建物も多く、暖房をつける必要がなければそれが望ましいといえる。ウォームビズとはあくまでも“過度に暖房に頼らない”ビジネススタイルやライフスタイルの提案であり、柔軟に対応することが必要だ。
- 冬も節電が必要なのでエコ
- クールビズがあればウォームビズだってあるさ







Bloglinesに追加
はてなRSSに追加