家庭でできる“ちょっとした”節電対策

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2011年05月31日

夏の節電対策のススメ

国民や産業界の節電努力のおかげで大規模な停電を回避することはできたが、夏に向けて冷房需要が増加し、電力の供給バランスが悪化することが予想されている。

そこで、7月~9月の平日の9時~20時における使用電力を15%削減することを目指して、資源エネルギー庁では「家庭の節電対策メニュー」というものを策定している。なお、一般に電力需要が最も高くなるのは「平日の14時ころ」といわれている。

資源エネルギー庁のデータ(夏の日中<14時ころ>の消費電力<全世帯平均>)によると、在宅世帯は平均で約1,200Wの電力を消費しており、その半分(53%)はエアコンが占めているという。冷蔵庫で23%、テレビと照明それぞれで5%、待機電力でも4%の電力を消費するとしている。そのため、夏の日中外出した場合でも、平均で340 Wの電力を消費しているのだという。

家庭内には、1,000Wを超える電気製品がたくさんあるという。具体的には、ジャー炊飯器・電子レンジ・アイロン・IHクッキングヒーター・オーブントースター・掃除機・ドライヤー・洗濯乾燥機(乾燥)・温水洗浄便座・電気ポット・食器洗い乾燥機などなど……。そのため、平日の日中は消費電力の大きい電機製品の使用を避けるべきだとしている。

そのため、資源エネルギー庁では次に挙げる家庭の節電対策メニューへの取り組みを、節電効果(削減率と削減消費電力)と合せて紹介している。外出時でも、④⑦⑧⑩については取り組むことを推奨している。なお、削減率については、小数点以下を切り捨てていることを付記しておく。

---取り組んでいただきたい節電メニュー---

【エアコン】①室温28℃を心がける<削減消費電力130W/削減率10%>。
※設定温度を2℃下げた場合。

【エアコン】②“すだれ”や“よしず”などで窓からの日差しを和らげる<削減消費電力120W/削減率10%>。
※エアコンの節電対策の一環。

【エアコン】③無理のない範囲でエアコンを消して、扇風機を使う<削減消費電力600W/削減率50%>。
※ただし、エアコンを頻繁にオン・オフすることや、除湿運転は電力の増加につながるので注意すべきとしている。

【冷蔵庫】④冷蔵庫の設定を「強」から「中」に変え、扉を開ける時間をできるだけ減らし、食品をつめこまないようにする<削減消費電力25W/削減率2%>。

【照明】⑤日中は照明を消して、夜間も照明をできるだけ減らす<削減消費電力60W/削減率5%>。

【テレビ】⑥省エネモードに設定するとともに画面の輝度を下げ、必要な時以外は消す<削減消費電力25W/削減率2%>。
※削減消費電力・削減率は、省エネモードに設定し、使用時間を3分の2に減らした場合。

【温水洗浄便座】⑦便座保温・温水のオフ機能、タイマー節電機能があれば、これらを利用する<削減消費電力5W/削減率1%未満>。

【温水洗浄便座】⑧上記の機能がなければコンセントからプラグを抜いておく<削減消費電力5W/削減率1%未満>。

【ジャー炊飯器】⑨早朝にタイマー機能で1日分まとめて炊いて、冷蔵庫に保存する<削減消費電力25W/削減率2%>。

【待機電力】⑩リモコンの電源ではなく、本体の主電源を切る。長時間使わない機器はコンセントからプラグを抜いておく<削減消費電力25W/削減率2%>。

---そのほかの節電メニュー---

【エアコン】フィルターを定期的(2週間に1回程度)に掃除する。

【冷蔵庫】庫内にビニールカーテンを取りつける。

【電気ポット】お湯はガスコンロで沸かし、ポットの電源は切る。

【洗濯機】容量の80%程度を目安にまとめ洗いをする。

【パソコン】日中、短時間であればノートパソコンの電源を抜いて使用する。

【掃除機】紙パック式はこまめにパックを交換する。

【ライフスタイル】節電のための家事スケジュールを立てておく。
※日中を避けて電気製品を上手に使うための、家事スケジュールを事前に立てておく。

【ライフスタイル】旅行や外出も節電に役立つ。
※在宅時よりも、外出時のほうが家庭の消費電力は大きく下回るので、有効な節電手法のひとつといえる。

【節水】食器のまとめ洗いやシャワー時間の短縮など節水を心がける。
※節水により、水を送るポンプや上下水道施設の消費電力を削減につながる。

『参照:資源エネルギー庁資料』

電気製品の取扱説明書や本体には年間消費電力量や定格消費電力などが記載されているので、夏が来る前に、家庭で使用する電気製品の消費電力を調べておきたい。最新の省エネ家電に買い替えることや、LED電球に交換するのも有効な対策だという。なんと、60形の白熱電球(60W)1個で、最新式の32V型液晶テレビとほぼ同じ電力を消費するのだとか。

これら以外でも、家庭でできる節電対策はたくさんある。使用しない家電の主電源を切る、こまめにコンセントを抜くなど……。

このような節電や省エネ活動は一過性のものではなく、継続して行うことが重要だ。一人ひとりのアクションが大きな節電へとつながり、電力消費を抑えることができる。節電を心がけつつ、今年の夏の暑さを乗り切ろう。

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