「エコプロダクツ2010」体験レポート
12月10日(金)に「エコプロダクツ2010」に行ってきた。入り口での混雑を想定していたのだが、今回は意外とスムーズに入場できた。だが、会場内には数多くの人がいて、さすが国内最大級の環境総合展示会だと感心……。別に験(げん)担ぎとかいうわけではないが、今年もやっぱり東2ホールから進んでみよう。ちなみに、毎度述べていることだが、紹介しているブースは訪問した順番どおりではないので。念のため……。
キリンビールのブースを発見。内外面にPETフィルムのラミネート加工が施されているアルミ板で製造された、ラミネート缶が展示されていた。成形過程で潤滑油が使用されないので水洗いの必要はなく、内側はラミネートで保護されているので塗装も不要。CO2の排出量削減に貢献する、環境負荷の低い缶なのだとか。それ以外にも、軽量ビンなどが展示されていた。
イオン(AEON)のブースでは、着るエコ「ヒートファクト インナーウェア」を展示。これを着ることで、エアコンの使用量とCO2の排出量削減に貢献できるという。
レンゴーのブースは、パッケージの企業ということで、古紙を使った段ボールの製造工程などを紹介。段ボールで作られた蒸気機関車のアートは見事……。
伊藤園のブースでは、「茶産地育成事業」を紹介していた。その詳細については、エコなニュースでも取り上げているので、そちらを参照していただきたい。ブース内に広がる、お茶の葉の香りがなんとも心地よい。
バンダイのブースでは、“男のロマン”ともいえる「ガンプラ」を展示。「エコプラ」として、プラモデルを作るときに余る「枠(ランナー)」をリサイクルした素材が用いられている。
ENEOS(JX日鉱日石エネルギー)のブースでは、家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「エネファーム(ENE・FARM)」について紹介。電気を作るときに出る熱を、お湯を沸かすためのエネルギーとして利用することにより、省エネでありながら、以前と比較して(火力発電+従来の給湯器)約3割もCO2の排出量を削減することができるという。マスコットキャラクター「エネゴリ君」もステージ上で大活躍。
JAXA(独立行政法人 宇宙航空研究開発機構)のブースでは、陸域観測技術衛星「だいち(ALOS)」と、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき(GOSAT)」の模型が展示されていた。聴くことはできなかったが、プロジェクト関係者による講演も行われていたようだ。エコなニュースでもJAXAの環境の取り組みを紹介しているので、詳細についてはそちらを参照していただこう。
未来に化ける新素材「ミラバケッソ」でおなじみ、クラレのブースに到着。入り口に立つマスコットキャラクター「クラレちゃん」は、本物のアルパカの毛で作られている。ブースでは汚泥減容排水処理システム「ゼクルス」と、太陽光発電向けPVB(ポリビニルブチラール)フィルム「TROSIFOL SOLAR(トロシフォル ソーラー)」を紹介。前者は水をきれいにするときに発生する廃棄物(余剰な微生物)を大幅に減らすことができ、後者ではガラス内の太陽電池を保護して寿命を延ばすことが可能だという。
テイジン(帝人)のブースでは、バイオプラスチック・炭素繊維・ポリカーボネート(PC)樹脂を中心に、環境負荷低減に貢献する技術と用途を紹介。斬新なデザインの自動車が展示されていた。
大王製紙のブースでは、古紙・森林・薬品などのリサイクルの流れを図解。間伐材や製材廃材の模型も展示されていた。「森の工作室」では、製品の空き箱を利用した工作や、紙すき体験にチャレンジすることができる。
日立(日立製作所)のブースでは、“日立はエコにたし算”をテーマにエコ家電とLED電球を展示。省エネや環境技術として優れているだけでなく、高い付加価値があることをパネルで解説。また、持続可能な次世代の都市をイメージしたジオラマも展示されていた。
東レのブースでは、電気自動車などの次世代カーの普及に向けた素材や材料、深刻な砂漠化をくい止めるための、生分解するポリ乳酸繊維を活用した取り組みなどを紹介していた。
富士通のブースでは、開発中の次世代スーパーコンピューター「京」を紹介。高性能CPUなどの先端技術を結集させ、8万個以上のCPUを接続する大規模なシステムだという。高得点を獲得するとMy箸がもらえるアクションクイズにも挑戦したが、問題の難易度が高く(?)、参加賞をもらったのみ……。
ダスキンのブースでは“笑って学ぶエコ生活”をテーマに、循環型レンタルシステムなど、具体的な取り組みを紹介。「エコ宣言コーナー」では、自分が取り組むエコ活動への賛同を声に出して宣言。「ダスキン エコ劇場」では、エコに詳しい赤ちゃん「エコ太郎」が活躍する「喜劇風のプレゼンテーション」や、観客参加型の「エコ数字クイズアトラクション」などを実施していた。
シャープのブースでは、4原色液晶パネルを採用したテレビ「AQUOS Quattron(アクオス クアトロン)」やソーラーパネル、イオン発生技術を採用した「プラズマクラスター」などを展示。4原色液晶パネルは消費電力が少ないだけでなく、実際に見ると色彩の再現力のすごさが分かる。
ここからは「エコプロダクツ」において個人的な楽しみといえる、自動車関連のブースをどっと紹介していこう。
三菱自動車では、電気自動車「i-MiEV(アイミーブ)」が展示されていた。エコなニュースでも三菱自動車の環境の取り組みを紹介しているので、詳細についてはそちらを参照していただこう。
日産自動車のブースの「Zero Emissionエリア」では、電気自動車「LEAF(リーフ)」が展示されていた。また、同社の技術を紹介する「PURE DRIVEエリア」では、「HR12DE エンジン」のカットモデルや、ハイブリッドシステム「インテリジェント デュアル クラッチ コントロール」のカットモデルを展示。
トヨタ自動車のブースでは、「プリウス プラグインハイブリッド」を展示。家庭用電源からの充電が可能であり、電気がなくなってEV走行が不能という場合でも、エンジンを併用して、従来のハイブリッド車と同様に運転することができる。駆動用としては同社初のリチウムイオン電池を採用しており、EV走行の距離を拡大させているという。
ブリジストンのブースでは、環境タイヤ「ECOPIA(エコピア)」を展示。「ECOPIA」は転がり抵抗を抑えた同社の環境タイヤのフラグシップモデルであり、最高の低燃費グレード「AAA(トリプルエー)」を取得している。
ヤマハ発動機のブースでは、電動アシスト自転車の「PAS(パス)」と、エレクトリックコミューター(電動バイク)の「EC-03(イーシー ゼロ スリー)」を展示。「PAS」の一部のモデルには、高い耐久性能を誇るリチウムイオンバッテリーを採用。「EC-03」は、電気の力のみで走行する。特設会場では、電動アシスト自転車の試乗会も開催された。
いすゞ自動車のブースでは、ハイブリッドシステムを搭載した小型トラック「ELF(エルフ)」を展示。また、ポスト新長期排出ガス規制に対応した大型トラック「GIGA(ギガ)」シリーズに搭載されているディーゼルエンジンなどを、カットモデルと合わせて紹介している。
日本ミシュランタイヤのブースでは、ミシュランマンに遭遇。乗用車・トラック・バス・二輪車用タイヤの分野で取り組む環境負荷低減への活動をパネルなどで紹介するほか、摩耗が進んだタイヤに再び溝を刻むサービス「リグルーブ」の体験コーナーもあった。それにしても、ミシュランマンの“なかのひと”は、どこからこちらを見ているのだろう……。
- 2010年もやっぱりエコプロダクツへ行ってきました!!
- 「エコプロダクツ2010」体験レポート







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