黄砂を考察する

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2010年04月21日

花粉症とは違うのだよ!花粉症とは!

黄砂というのは、毎年この時期になると大量に飛散する。空が黄色く霞んでしまい、自動車には砂が降り積もり、せっかくキレイになった洗濯物は汚れてしまう……。

実は、黄砂は咳やくしゃみが止まらなくなるというように、人体にも悪影響を及ぼすのだという。

黄砂(黄砂現象)というのは、ゴビ砂漠やタクラマカン砂漠など、東アジアの砂漠地域や黄土地帯の黄砂粒子が、強風によって大気中に舞い上がり、それが浮遊しながら移動して降下する現象、あるいはその粒子自体のことをいうらしい。日本では、春先から初夏にかけてよく見られる現象とのこと。ひどい場合には、空が黄褐色に煙るといったケースもあるようだ。

黄砂現象の発生や黄砂の飛来量は、発生域の風の強さ、地表面の状態、上空に吹く風の状態などによって左右されるらしい。特に小さな粒子の場合、かなり遠くまで運ばれるようだ。気象庁の観測では、東アジアの黄砂粒子が太平洋を横断し、北米やグリーンランドまで運ばれたというのだからオドロキだ。

日本に飛来する黄砂粒子というのはとても細かいものであり、これが気道を刺激すると咳が出る。また、アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎も、黄砂によって悪化することがあるという。花粉症の時期が過ぎたのに症状が改善しない場合、黄砂が原因だということもあるようだ。また、黄砂が皮膚につくとアトピー性皮膚炎などを悪化させることもあるらしい。黄砂は様々なアレルギーを悪化させるので注意が必要だ。

さらに、黄砂粒子にはアンモニウムイオン・硫酸イオン・硝酸イオンなど、大気汚染物質が含まれているのだとか。

しかし、花粉と同様に大気中に漂っているのであれば対策も難しい。飛散量の多い時期には極力外出を避けるべきだが、日常生活においてはなかなかそうもいかない。外出する際には、なるべく黄砂粒子を吸い込まない、付着させないといった対策が必要だ。花粉症対策と同様に、メガネやマスクを使用するのが有効のようだ。また、黄砂の時期は花粉の場合と同様に、部屋で洗濯物を干すほうがいい。

ただし、黄砂が飛散する時期は花粉が飛散する時期でもあるため、対策が難しいところ。実は、日本に飛来する黄砂粒子の多くは直径4μm(マイクロメートル)ほどであり、対する花粉の粒子は直径20μmらしい。1μmは1000分の1mmになる……が、わざわざぞれを説明しなくてもどちらが大きいかは分かるだろう。そのため、花粉症用のマスクではなく、それよりも細かいものをブロックする「風邪ウイルス用のマスク(あるいはかなり細かい粒子をブロックしてくれるマスク)」を使うほうがいいようだ。

ちなみに、気象庁では黄砂情報というものを提供している。また、環境省でもライダー(LIDAR:Light Detection And Ranging)という、かっこいい名前のレーザー光を用いたレーダーによってリアルタイムに黄砂を計測している黄砂飛来情報ページがあるので、外出前にチェックするといいだろう。

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