モスキート級‐Interval(1分間)
気が付くと、いつの間にか蚊に刺された部分が赤く腫れ上がり猛烈に痒くなる。起きているときは、いつの間にか刺されているといった程度にしか感じないが、寝ているときにはあの「プ~ン」という独特の羽音が非常に耳障りである。私たちが蚊に抱くイメージはこの程度かもしれない。
このように痒みと寝苦しさを提供してくれる蚊ではあるが、この小さな虫を甘く見てはいけない。その種類によっては、次のような危険な熱帯病をもたらす場合もあるのだ。
日本脳炎
このウイルスを体内に持った蚊に、血を吸われることで感染する。発症すると、頭痛や発熱、さらには意識障害や痙攣を引き起こす。しかも、回復しても脳障害が残ることもあるという。この名前は、日本で始めて発見されたことに由来する。
マラリア
病原体はウイルスではなく、マラリア原虫という寄生虫である。マラリア患者の血を蚊が吸い、さらにその蚊が他の人の血を吸うことで感染が広がっていく。アフリカ・中南米・東南アジアの赤道付近で蔓延する。発症すると、発熱・頭痛・吐き気などを引き起こし、意識障害となることも。近年増加が見られる。
デング熱
このウイルスを体内に持った蚊に、血を吸われることで感染する。猿の病気だったものが、蚊を媒介にして人間にも広まった。発症すると、軽い場合は発熱だけで済むが、重い場合には筋肉痛や関節痛なども引き起こす。こちらも流行地域は赤道付近である。
そもそもこういった病気を広げないためにも、地球の環境について考え、温暖化を防ぐことが大切といえる。
マラリアやデング熱の流行地域は赤道付近なので、日本にいれば心配ないと思っている人も多いのではなかろうか。ところが、その考えは大間違いなのである。病原菌をもたらす蚊の生息地域が拡大しているのだ。気温の上昇により、従来このような蚊が生息することができなかった地域にも分布するようになっているという。また、このような媒介となる蚊自体や、体内にウイルスを保有している自然宿主が増えている。
確かに、地球温暖化とマラリアなどの感染症の蔓延との因果関係については、気温上昇以外の要件(例えば、降雨や日照条件など)の影響も考えられ、明確に判断できない部分もある。しかし、媒介となる蚊の生息地域が拡大し、蚊自体も増えるとなれば、感染する確率はぐんと高くなる。
また、アフリカなどから就航する飛行機の荷物などに紛れこんでいるケースもある。このような方法で、普通ならば絶対に飛んでいくことができない地域に移り住むこともあるのだ。

- モスキート級‐Round1(3分間)
- モスキート級‐Interval(1分間)
- モスキート級‐Final Round(3分間)







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