地球温暖化で食がショッキング!?

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2007年11月02日

「食」に与える大ショック! 世界編

今年の秋、家庭にとってショッキングなニュースが流れた。原油や小麦などの穀物の価格が高くなったため、カップめんなどの食料品が値上がりするという。

具体的な値上げのやり方として、商品の単価を高くする場合と、価格はそのままに内容量を減らして「実質的な」値上げをする場合のいずれかを採っている。

実際のところ、主要穀物の価格は世界的に見るとどれくらい上昇したのか。穀物の国際的取引の基準ともいえるシカゴ商品取引所の小麦相場は、今年の9月に1ブッシェル(※)=8ドル超(1ドル114円として換算(2007年10月24日現在)すると、約912円になる)の高値を記録したとされる。

※ブッシェル:作物の単位収量であり、作物の種類によって単位が異なる。小麦や大豆の場合、1ブッシェル=約27.2キログラムとされる。

ブッシェルだかプレッツェルだか知らないが、2005年の頃は1ブッシェル=3ドル程度であったというから、これはかなりの上昇だ。

穀物の価格が高くなった背景として、以下のような理由が挙げられている。

その1:異常気象(大干ばつ)による不作

→米国やオーストラリアなどの主要小麦生産国では、昨年から大干ばつの被害によって小麦などの穀物生産が極端に減ってしまった。特に、オーストラリアの干ばつは「100年に1度」とまでいわれている記録的なものらしい。日本では国内で消費される小麦の多くを、米国・カナダ・オーストラリアの3国に頼っている。特にオーストラリアは、唯一の「うどん用小麦」の輸入先。讃岐うどん好きにとっては、まさに「コシが抜ける」出来事だ(いやほら、うどんだけに……)。

その2:バイオ燃料の利用拡大

→原油価格が上がったことを受け、米国ではガソリンよりもバイオ燃料(バイオエタノール)の利用が拡大している。バイオ燃料の原料はサトウキビ・とうもろこしである。ガソリンに変わる燃料として注目されており、生産量のトップがブラジル、それに続くのが米国である。需要が増加のため、小麦・大豆畑がとうもろこし畑に変わったところもあるという。

その3:新興市場国の経済成長

→「BRICs(※)」といった新興市場国では、経済成長により食生活が変わってしまい、穀物需要が増大している。また、小麦がとうもろこしの代用として家畜用飼料に利用されていることも大きく影響しているという。

※BRICs:将来的に成長が見込まれるブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)4カ国の頭文字を合わせてこう呼ぶ。

日本の小麦輸入シェア(2007年1月~8月まで)

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