地域活性を目指す創造型図書館~3R特集第1弾~
3Rのうちの「Reuse」に注目してみよう。Reuseでまず思い浮かぶのは、古本ではなかろうか。以前から古本販売は存在したが、それがリサイクルビジネスとして盛んになったのは、某大手の新古書店が出てきてからといわれている。余談だが、古本は「Recycle」ではなく、「Reuse」に該当するというのが正しい。
読み終わった本や購入したはいいが全く読んでいない本を、ただ捨てるよりも売ってお金がもらえるほうがいいし、絶版本や販売数の少ない本を手に入れることができるなど、何かとお得である。
古本で有名といえば、東京都千代田区にある神田神保町だ。「神田古本まつり」は、東京に住んでいるなら知らない人はいないだろう。
さて、そんな古本で有名な千代田区にある「千代田図書館」では、面白い検索システムが導入されている。なんと、館内の書籍検索だけでなく、近所の神保町古書店街の在庫情報などを調べることができるという。
館内の書籍にはICタグが取り付けてられており、ICタグリーダーが入った木製の台の上に本を置くことで、その書籍に関する情報を見ることが可能である。
館内の端末ではいくつかのデータベースを選んで検索でき、そのうちの一つが、古書店街の在庫情報などを調べることができる「Book Town じんぼう」である。一般のパソコンでも利用が可能だ。
これは、神保町古書店街44店の在庫情報(古書の情報、価格、在庫数、関連がある書籍など)が検索できるという優れものだ。検索した本と関連する書籍も分かるので、シリーズものを探す人や、あるテーマについて記事などを書く人には最適といえるだろう。
図書館の検索から、古書店街さらには千代田区を知ってもらおうという考えだ。神保町との連携を深め、地域活性による経済効果も見据えた千代田図書館は、「創造型」図書館と呼ぶにふさわしい。平日は10:00~22:00と遅くまで開いているので、是非とも一度は足を運んでいただきたい。

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